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ルアーリール
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渓流ルアーリールのオススメ16選!選び方5つのポイント

kojiabe
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渓流ルアーで重要な役割を果たすリール。

渓流ルアーに適したサイズやギア比のモデルを選ばないと、思った釣りを展開しにくくなるため注意が必要です。

とはいえ、シリーズによってはスペック違いで10種類以上のモデルが発売されている場合もあり、はじめて購入する際は迷ってしまうことも。

そこで今回は、渓流ルアーのリールにフォーカスして選び方を解説します。

あわせて、グレード別のオススメモデルを紹介しますので、気になる方はチェックしてみてください。

渓流ルアーリールの種類

渓流ルアーリールの種類

渓流向けとして発売されているリールには、スピニングリールとベイトリールの2種類があり、渓流ルアーで使用するタイプは基本的に「汎用」リールです。

ごく一部渓流専用機種もありますが、シーバス用やエギング用などのようなジャンル専用モデルはほとんどありません。

スピニングリール

出典:ダイワ

渓流ルアーでもっとも主流なのがスピニングリールです。

ベールを搭載しており、ハンドルを回転させるとスプールが上下に動きながらラインを巻き上げるのが特徴。

キャストする際はベールを上げて、ラインが解放される状態にするひと手間があるものの、比較的ライントラブルも少なく初心者にも扱いやすい操作性が魅力です。

ラインナップも豊富で、エントリークラスからハイグレードなモデルまでレベルに合わせて選択できます。

ベイトリール

出典:シマノ

ラインを巻き取るスプールがボディ内部に埋め込まれているのが、ベイトリールです。

正式には「ベイトキャスティングリール」といいます。

スピニングリールと異なり、スプールが回転してラインが放出される構造。
キャストの際にベールを上げるひと手間もなく、手返しの速い釣りを展開できるのが魅力です。

ただし、ラインの放出スピードがスプールの回転スピードが上回り、ラインがクシャクシャになる「バックラッシュ」が起こりやすいのがデメリット。

とはいえ、最近ではブレーキシステムの性能向上でバックラッシュしにくくなっており、初心者にも扱いやすくなっています。

ベイトフィネス専用機は種類が少なく選択肢が限られてしまうものの、軽い渓流ルアーをキャストしやすい「ベイトフィネス専用リール」も登場していますので、チェックしてみてください。

渓流ベイトフィネスリールについては、以下の記事でも詳しく取り上げています。

渓流ルアー用リールの選び方5つのチェックポイント

渓流ルアーリールの画像

渓流のルアーフィッシングで使用するリールは、どれでもよいわけではありません。
以下4つのチェックポイントを確認し、渓流釣りにぴったりなリールを選びましょう。

選び方のポイント
  1. 番手をチェック
  2. ギア比をチェック
  3. 価格やグレードをチェック
  4. ハンドルの位置をチェック
  5. 発売年をチェック

番手をチェック

渓流ルアーリールを選ぶ際にもっとも重要なのが「番手」です。

型名に2000、2500などと表示されているのが番手で、リールのサイズを表しています。

渓流ルアーでオススメなのは、ズバリ2000番です。

中流域で大型レインボーや戻りヤマメを狙う機会が多いなら2500番でもかまいませんが、渓流専用として購入するなら2000番一択で問題ありません。

ちなみに、バスフィッシングでは2500番が定番で、ソルトルアーでは3000番以上が使用されます。

ギア比をチェック

ギア比とは、ハンドルを1回転させたときにスプールが回転する比率です。
ギア比が高いほど、1回転で多くのラインを巻き取れます。

上流にキャストしてリーリングするアップストリームの釣りが主流の渓流ルアーでは、糸フケを早く回収できるギア比6ほどのハイギアモデルがオススメ。

着水してから素早くルアーにアクションを加えられるほか、着水直後のバイトにもスピーディーに対応できます。

ただし、下流にキャストしてルアーを引いてくるダウンストリームを多用するなら、ややローギアのほうが引き重りが少なく操作しやすい場合も。

ちなみに、エリアトラウトなど止水でデッドスローな釣りを展開する場合には、ギア比5ほどのローギアモデルが適しています。

ギア比の確認はカタログ表示で数値をチェックするほか、スピニングリールは型名でも確認可能。

たとえばダイワのリールの場合、型名の「H(ハイギア)」「XH(エクストラハイギア)、シマノなら「HG(ハイギア)」の表記をチェックしてみてください。

価格やグレードをチェック

渓流ルアー向けの汎用リールは、販売価格で1万円を切るエントリーモデルから8万円を超えるフラッグシップモデルまで、価格に幅があります。

高価格なモデルほど軽量で機能性に優れているものの、エントリーモデルでもルアーをキャストして巻くという基本的な動作に問題はありません。

エキスパートなら、少しの重量の差や巻き心地が気になる場合もありますが、自分のレベルと予算を考慮して選ぶのがよいでしょう。

もちろん、すべてハイグレードなモデルで揃えたい、最新テクノロジー搭載の使い心地を味わってみたいという方は高級モデルをチェックしてみてください。

反対に、無名メーカーの極端に安価なリールはやめておきましょう。

すぐに壊れてしまっては結局余計にコストがかかりますし、使い心地が悪すぎると釣りが面白くありません。

ダイワやシマノなど、一流釣り具メーカーのリールを購入するのがオススメです。

ハンドルの位置をチェック

スピニングリールはハンドルの位置を左右入れ替えできますが、ベイトリールを購入する場合は注意しなければなりません。

ベイトリールのハンドルは左右の位置を変えられず、通常左ハンドルモデルと右ハンドルモデルの2タイプが用意されています。

渓流ルアーの場合、利き腕に合わせて選ぶのが一般的です。

右利きなら左ハンドルを選び、右手にロッドを持ってキャストしたら着水と同時にリールの巻き操作に入れます。

なかには、キャスト後すぐにロッドを持つ手を入れ替えて、利き手でリールを操作したいという方もいますが、慣れていない方は利き腕でロッドを持つスタイルのほうが無難です。

発売年をチェック

リールは、モデルによって4~5年程度でリニューアルされるケースが多いです。

各販売店では新旧モデルの両方を販売している場合もあるので注意しましょう。

品名に「24○○○○」と、発売年を記載しているメーカーや販売店があるので、チェックしてみてください。

2~3年前の発売年が表示してあれば現行モデルの可能性が高いですが、5年以上古い数字なら旧モデルの場合があります。

渓流ルアーリールの選び方まとめ

2000番のリールを選ぼう

ギア比6ほどのハイギアリールを選ぼう

ベイトリールの場合、右利きなら左ハンドルがオススメ

渓流のルアーフィッシングをはじめてみたい方や興味のある方向けの記事も投稿しています。ぜひチェックしてみてください。

渓流ルアーリールのグレード別オススメモデル

渓流ルアーリールの選び方がわかったところで、オススメモデルを見ていきましょう。
信頼性の高いダイワとシマノのラインナップからピックアップしました。

以下のようにスピニングリールの販売価格別と渓流ベイトフィネス用に分けて紹介しますので、自分にぴったりなモデルをチェックしてみてください。

スピニングリールはすべて、2000番でハイギアモデルをチョイスしています。

スピニングリール最上位モデル

ダイワ(DAIWA) スピニングリール イグジスト SF2000SS-H

ダイワ汎用スピニングリール最高峰「イグジスト」のフィネスモデルです。
4lbライン、またはPE0.6号(PE)以下の細いラインを使う釣りに特化しています。

徹底的な軽量コンパクト化により、快適な操作性を操作性を実現。

軽量ミノーで攻める、渓流ルアーフィッシングにおすすめのモデルです。

 イグジストSFについては、下記の記事でも詳しく取り上げているので、参考にしてみてください。 

シマノ(SHIMANO) スピニングリール ステラ C2000SHG

リールにおいて絶対的な評価を得ている、シマノの汎用スピニングリール最高峰モデルです。

ギアの巻き心地に徹底的にこだわって開発されています。

ボディ全体の基本設計から駆動関連部品まで、さまざまな角度から見直し。


従来モデルと比較してより滑らかな回転性能を実現しているほか、防水性と耐久性も向上しています。

世界一といっても過言ではない、最高の1台を求めている方にオススメの渓流ルアーリールです。

ダイワ(DAIWA) スピニングリール イグジスト LT2000S-H

釣具最大手メーカー、ダイワが誇る汎用スピニングリール最高峰モデルです。

同社の最新テクノロジーと超高精度なパーツを用いて、熟練スタッフによって丁寧に組上げています。

フロントユニットを軽量化し、ロッド装着時に頭下がりにならないのが特徴。

持ち重り感を軽減しているほか、キャスト時とロッドアクション時の操作性が向上しています。

シマノのステラ同様、最高峰の使い心地を体験できるモデルを求めている方にオススメです。

3~5万円台のハイグレードスピニングリール

「液体で液体をブロックする」発想の防水テクノロジー「マグシールド」により、高い防水性を発揮。

渓流ルアーはもちろん、ライトソルトルアーで使いたい方にもオススメのモデルです。

ダイワ(DAIWA) スピニングリール 23エアリティ ST SF2000SS-H

巻き心地をもっと軽く、巻き感度をもっと高くすべくセンシティブチューンした渓流ルアーリールです。

回転にこだわっており、繊細かつダイレクトな巻き心地を実現。

快適な渓流ルアーフィッシングをサポートするおすすめモデルです。

23エアリティ STについては、以下の記事でも詳しく取り上げています。

シマノ(SHIMANO) スピニングリール ヴァンキッシュ C2000SHG

軽量ながら高剛性なスピニングリールです。

圧倒的な軽さにより、持ち重りのない快適な使用感を実現しています。

ロングストロークスプール化に成功している点にも注目。

フラッグシップモデルと同レベルのキャスト性能を誇ります。

2万円前後のミドルクラススピニングリール

シマノ(SHIMANO) スピニングリール ヴァンフォード C2000SHG

マグナムライトローターを搭載したスピニングリールです。

巻き出しの軽さと優れた操作性により、渓流ルアーを快適に楽しめます。

静粛性の高い「マイクロモジュールギア」を搭載しているのもポイント。
くわえて、サイレントドライブ搭載による繊細な巻き心地も魅力です。

シマノ(SHIMANO) スピニングリール ストラディック C2000SHG

巻き・耐久性・飛びの基本性能に優れた、ミドルクラスのスピニングリールです。

手頃な価格ながら、HAGANEギアや防水性能のXプロテクト、滑らかな巻き心地を伝えるマイクロモジュールギアなど、ハイグレードクラスに迫るテクノロジーを搭載しています。

HAGANEボディにより、不意の衝撃にも耐えられる高剛性を実現しているのもポイント。

渓流ルアーでガンガン使いやすいモデルを求めている方にオススメです。

ダイワ(DAIWA) スピニングリール カルディア FC LT2000S-H

モノコックボディ採用により、軽量化を実現しているスピニングリールです。
ボディやスプール、ハンドルなど細部にわたり、徹底して軽量化にこだわって開発されています。

ノイズレスで滑らかな回転が長続きする「タフデジギア」を搭載しているのもポイント。
PEのような細糸から太いリーダーラインまで対応する「パーフェクトラインストッパー」を搭載しています。

シマノ(SHIMANO) スピニングリール アルテグラ C2000SHG

手頃な価格ながら、上位機種譲りの機構を惜しみなく搭載しているスピニングリールです。

マイクロモジュールギアIIやロングストロークスプール、サイレントドライブ、Xプロテクトなどを搭載。

巻き・キャスト・耐久性など基本性能が大幅に向上しています。

1万円前後のエントリークラススピニングリール

ダイワ(DAIWA) スピニングリール フリームス FC LT2000S-XH

軽さとタフさを両立しているスピニングリールです。

マグシールドやタフデジギア搭載により、長期間の使用や過酷な環境にも対応します。

買い求めやすいリーズナブルな価格も魅力。

渓流ルアーで、ガンガン遠慮せずに使いやすいモデルを求めている方にオススメです。

シマノ(SHIMANO) スピニングリール ナスキー C2000SHG

メインギア部分にHAGANEギアを採用した渓流ルアーリールです。

過酷な環境でも安心して使える耐久性を実現しています。

サイレントドライブを搭載しているのもポイント。

スプールが上下に動く際の挙動や、リトリーブを止めた直後の安定感が向上しています。

ダイワ(DAIWA) スピニングリール レガリス LT2000S-XH

買い求めやすい価格で人気の渓流ルアーリールです。

ボディやスプール、ハンドルなど、徹底して軽量化にこだわって開発されています。

リールの心臓部であるギアに「タフデジギア」を搭載した頑丈さも魅力です。

渓流ベイトフィネスリール

シマノ (SHIMANO) ベイトリール カルカッタコンクエスト BFS

渓流ベイトフィネスで絶大な人気を誇るベイトリールです。

高性能なブレーキシステムにより、安定したキャスト精度と飛距離を実現しています。

鍛造切削の美しい外観も魅力。

最高の1台を求めている方にオススメの逸品です。

 カルカッタコンクエストBFSについては、以下の記事でも詳しく取り上げているので参考にしてみてください。 

ダイワ(DAIWA) ベイトリール SILVER CREEK AIR TW STREAM CUSTOM

渓流ベイトフィネス専用機として開発されたモデルです。

「G1ジュラルミン製ストリームトラウトブレーキチューンスプール」を搭載し、安定したブレーキ力を発揮します。

円形タイプより持ちやすく、手の小さい方にオススメの渓流ベイトリールです。

 SILVER CREEK AIR TW STREAM CUSTOMについては、下記の記事でも詳しく取り上げています。 

シマノ(SHIMANO) アルデバラン BFS

シマノのベイトフィネスリールの中で、ミドルクラスに位置する渓流ルアーリールす。

幅広いブレーキセッティングが可能で、1g前後の軽量ルアーをキャスト可能。

手頃な価格と性能の高さを両立しているおすすめモデルです。

ダイワ(DAIWA) アルファス AIR TW

手頃な価格が魅力のベイトタイプの渓流ルアーリールです。

性能の高さと買い求めやすい価格で、これから渓流ベイトフィネスをはじめる方におすすめ。

エアブレーキシステム搭載により、バックラッシュのトラブルを減らす効果が期待できます。

渓流ルアーリール比較表

品名ギア比重量メーカー価格
スピニングリール
ダイワ
イグジスト
SF2000SS-H
5.7135g102,000円
シマノ
ステラ
C2000SHG
6170g92,700円
ダイワ
イグジスト
LT2000S-H
5.8155g102,000円
ダイワ
23エアリティ ST
SF2000SS-H
5.7130g63,500円
シマノ
ヴァンキッシュ
C2000SHG
6170g65,300円
シマノ
ヴァンフォー
C2000SHG
6.1150g32,700円
シマノ
ストラディック
C2000SHG
6185g27,700円
ダイワ
カルディア
FC LT2000S-H
5.8175g25,400円
シマノ
アルテグラ
C2000SHG
6.1185g17,500円
ダイワ
フリームス
FC LT2000S-XH
6.2190g17,100円
シマノ
ナスキー
C2000SHG
6210g11,600円
ダイワ
レガリス
LT2000S-XH
6.2190g11,600円
ベイトリール
シマノ
カルカッタコンクエストBFS
7.8
8.9
195g59,000円
ダイワSILVERCREEK
AIR TW
STREAMCUSTOM
8.5170g50,500円
シマノアルデバラン BFS7.8
8.9
130g49,900円
ダイワ
アルファス AIR TW
7.1
8.6
160g45,400円

渓流ルアーリールに関するよくある質問

Q:価格の高いほうがやはり高性能ですか?

リールは精密機器であり、価格と性能は比例する傾向があります。

軽くて丈夫で、巻き心地がいい、ドラグ性能が優れているなど、高いモデルほどメリットがあると考えてよいでしょう。

予算が許す範囲で、なるべくハイグレードなモデルを購入するのがおすすめです。

Q:選ぶ際にもっとも重視するポイントは?

番手とギア比です。

渓流ルアーのスピニングリールでは、2000番一択で問題ありません。

アップストリームで釣り上がるケースが多いので、ギア比はハイギアが有利です。

ベイトリールは、シャロースプールのベイトフィネスリールを選択しましょう。

Q:シングルハンドルとダブルハンドルはどちらがおすすめ?

渓流ルアーフィッシングのスピニングリールでは、シングルタイプが一般的です。

ダブルハンドルより軽く、強弱をつけてルアーをアクションさせるのに適しています。

ダブルハンドルは、重心が左右均一で安定して巻きやすいメリットがありますが、どちらかといえばゆっくり一定のスピードでリーリングするエリアトラウト向きです。

Q:ラインが束で放出するのを防ぐ方法は?

ラインが緩んだ状態で巻くのを繰り返していると、束で放出されてぐしゃぐしゃになります。

渓流ルアーフィッシングではアップストリームでキャストすることが多く、ラインスラックが出やすいです。

キャストしたらサミングで無駄なライン放出を止めて、軽くロッドをあおってたるみを取るようにしましょう。

お気に入りの渓流ルアーリールを見つけよう

さまざまなジャンル別に、多種多様なモデルが発売されているリール。
選ぶ際は、番手やギア比が渓流用として適しているモデルをチェックしましょう。

今回紹介したオススメモデルと選び方を参考に、お気に入りの渓流ルアーリールを見つけてみてください。

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