ルアーリール

渓流ルアーリールのオススメ15選!選び方4つのポイント

渓流ルアーで重要な役割を果たすリール。

渓流ルアーに適したサイズやギア比のモデルを選ばないと、思った釣りを展開しにくくなるため注意が必要です。

とはいえ、シリーズによってはスペック違いで10種類以上のモデルが発売されている場合もあり、はじめて購入する際は迷ってしまうことも。

そこで今回は、渓流ルアーのリールにフォーカスして選び方を解説します。

あわせて、グレード別のオススメモデルを紹介しますので、気になる方はチェックしてみてください。

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渓流ルアーリールの種類

渓流ルアーリールの種類

渓流向けとして発売されているリールには、スピニングリールとベイトリールの2種類があり、渓流ルアーで使用するタイプは基本的に「汎用」リールです。

ごく一部渓流専用機種もありますが、シーバス用やエギング用などのようなジャンル専用モデルはほとんどありません。

スピニングリール

渓流ルアーでもっとも主流なのがスピニングリールです。

ベールを搭載しており、ハンドルを回転させるとスプールが上下に動きながらラインを巻き上げるのが特徴。

キャストする際はベールを上げて、ラインが解放される状態にするひと手間があるものの、比較的ライントラブルも少なく初心者にも扱いやすい操作性が魅力です。

ラインナップも豊富で、エントリークラスからハイグレードなモデルまでレベルに合わせて選択できます。

ベイトリール

ラインを巻き取るスプールがボディ内部に埋め込まれているのが、ベイトリールです。
正式には「ベイトキャスティングリール」といいます。

スピニングリールと異なり、スプールが回転してラインが放出される構造。
キャストの際にベールを上げるひと手間もなく、手返しの速い釣りを展開できるのが魅力です。

ただし、ラインの放出スピードがスプールの回転スピードが上回り、ラインがクシャクシャになる「バックラッシュ」が起こりやすいのがデメリット。

とはいえ、最近ではブレーキシステムの性能向上でバックラッシュしにくくなっており、初心者にも扱いやすくなっています。

ベイトフィネス専用機は種類が少なく選択肢が限られてしまうものの、軽い渓流ルアーをキャストしやすい「ベイトフィネス専用リール」も登場していますので、チェックしてみてください。

渓流のルアーフィッシングをはじめてみたい方や興味のある方向けの記事も用意しています。ぜひチェックしてみてください。

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渓流ルアー用リールの選び方4つのチェックポイント

渓流ルアーリール出典:Amazon

渓流のルアーフィッシングで使用するリールは、どれでもよいわけではありません。
以下4つのチェックポイントを確認し、渓流釣りにぴったりなリールを選びましょう。

  1. 番手をチェック
  2. ギア比をチェック
  3. 価格やグレードをチェック
  4. ハンドルの位置をチェック

番手をチェック

渓流ルアーリールを選ぶ際にもっとも重要なのが「番手」です。
型名に2000、2500などと表示されているのが番手で、リールのサイズを表しています。

渓流ルアーでオススメなのは、ズバリ2000番です。

中流域で大型レインボーや戻りヤマメを狙う機会が多いなら2500番でもかまいませんが、渓流専用として購入するなら2000番一択で問題ありません。

ちなみに、バスフィッシングでは2500番が定番で、ソルトルアーでは3000番以上が使用されます。

ギア比をチェック

ギア比とは、ハンドルを1回転させたときにスプールが回転する比率です。
ギア比が高いほど、1回転で多くのラインを巻き取れます。

上流にキャストしてリーリングするアップストリームの釣りが主流の渓流ルアーでは、糸フケを早く回収できるギア比6ほどのハイギアモデルがオススメ。

着水してから素早くルアーにアクションを加えられるほか、着水直後のバイトにもスピーディーに対応できます。

ただし、下流にキャストしてルアーを引いてくるダウンストリームを多用するなら、ややローギアのほうが引き重りが少なく操作しやすい場合も。

ちなみに、エリアトラウトなど止水でデッドスローな釣りを展開する場合には、ギア比5ほどのローギアモデルが適しています。

ギア比の確認はカタログ表示で数値をチェックするほか、スピニングリールは型名でも確認可能。

たとえばダイワのリールの場合、型名の「H(ハイギア)」「XH(エクストラハイギア)、シマノなら「HG(ハイギア)」の表記をチェックしてみてください。

価格やグレードをチェック

渓流ルアー向けの汎用リールは、販売価格で1万円を切るエントリーモデルから8万円を超えるフラッグシップモデルまで、価格に幅があります。

高価格なモデルほど軽量で機能性に優れているものの、エントリーモデルでもルアーをキャストして巻くという基本的な動作に問題はありません。

エキスパートなら、少しの重量の差や巻き心地が気になる場合もありますが、自分のレベルと予算を考慮して選ぶのがよいでしょう。

もちろん、すべてハイグレードなモデルで揃えたい、最新テクノロジー搭載の使い心地を味わってみたいという方は高級モデルをチェックしてみてください。

反対に、無名メーカーの極端に安価なリールはやめておきましょう。

すぐに壊れてしまっては結局余計にコストがかかりますし、使い心地が悪すぎると釣りが面白くありません。

ダイワやシマノなど、一流釣り具メーカーのリールを購入するのがオススメです。

ハンドルの位置をチェック

スピニングリールはハンドルの位置を左右入れ替えできますが、ベイトリールを購入する場合は注意しなければなりません。

ベイトリールのハンドルは左右の位置を変えられず、通常左ハンドルモデルと右ハンドルモデルの2タイプが用意されています。

渓流ルアーの場合、利き腕に合わせて選ぶのが一般的です。

右利きなら左ハンドルを選び、右手にロッドを持ってキャストしたら着水と同時にリールの巻き操作に入れます。

なかには、キャスト後すぐにロッドを持つ手を入れ替えて、利き手でリールを操作したいという方もいますが、慣れていない方は利き腕でロッドを持つスタイルのほうが無難です。

渓流ルアーリールの選び方まとめ

2000番のリールを選ぼう

ギア比6ほどのハイギアリールを選ぼう

ベイトリールの場合、右利きなら左ハンドルがオススメ

渓流ルアーリールのグレード別オススメモデル

渓流ルアーリールの選び方がわかったところで、オススメモデルを見ていきましょう。
信頼性の高いダイワとシマノのラインナップからピックアップしました。

以下のように販売価格と渓流ベイトフィネス用に分けて紹介しますので、自分にぴったりなモデルをチェックしてみてください。

スピニングリールはすべて、2000番でハイギアモデルをチョイスしています。

  1. フラッグシップモデル
  2. 3~4万円台のハイグレードモデル
  3. 2万円前後のミドルクラス
  4. 1万円前後のエントリークラス
  5. 渓流ベイトフィネスリール

最上位のフラッグシップモデル

2023NEW ダイワ(DAIWA) スピニングリール イグジスト SF2000SS-H

ダイワ汎用スピニングリール最高峰「イグジスト」のフィネスモデルです。
4lbライン、またはPE0.6号(PE)以下の細いラインを使う釣りに特化しています。

徹底的な軽量コンパクト化により、快適な操作性を操作性を実現。
軽量ミノーを駆使する、渓流ルアーフィッシングにおすすめのモデルです。

 イグジストSFについては、下記の記事でも詳しく取り上げているので、参考にしてみてください。 

ダイワ「イグジスト」に「 SF(スーパーフィネス)」が登場!LTと比較ダイワ「イグジスト」に渓流ルアーに適した「 SF(スーパーフィネス)」が追加されました。特徴を解説。LTモデルとの比較もしています。...

シマノ(SHIMANO) スピニングリール ステラ C2000SHG

リールにおいて絶対的な評価を得ている、シマノの汎用スピニングリール最高峰モデルです。
ギアの巻き心地に徹底的にこだわって開発されています。

ボディ全体の基本設計から駆動関連部品まで、さまざまな角度から見直し。
従来モデルと比較してより滑らかな回転性能を実現しているほか、防水性と耐久性も向上しています。

世界一といっても過言ではない、最高の1台を求めている方にオススメの渓流ルアーリールです。

ダイワ(DAIWA) スピニングリール イグジスト LT2000S-H

釣具最大手メーカー、ダイワが誇る汎用スピニングリール最高峰モデルです。
同社の最新テクノロジーと超高精度なパーツを用いて、熟練スタッフによって丁寧に組上げています。

フロントユニットを軽量化し、ロッド装着時に頭下がりにならないのが特徴。
持ち重り感を軽減しているほか、キャスト時とロッドアクション時の操作性が向上しています。

シマノのステラ同様、最高峰の使い心地を体験できるモデルを求めている方にオススメです。

3~4万円台のハイグレードモデル

ダイワ(DAIWA) スピニングリール ルビアス エアリティ FC LT2000S-H

フルメタルモノコックボディの採用により、同社史上最軽量化を実現している渓流ルアーリールです。
フラッグシップモデルを超える軽さながら、高剛性と優れた回転性能を実現しています。

「液体で液体をブロックする」発想の防水テクノロジー「マグシールド」により、高い防水性を発揮。

渓流ルアーはもちろん、ライトソルトルアーで使いたい方にもオススメのモデルです。

シマノ(SHIMANO) スピニングリール ヴァンキッシュ C2000SHG

軽量ながら高剛性なスピニングリールです。
圧倒的な軽さにより、持ち重りのない快適な使用感を実現しています。

ロングストロークスプール化に成功している点にも注目。
フラッグシップモデルと同レベルのキャスト性能を誇ります。

シマノ(SHIMANO) スピニングリール ツインパワー C2000SHG

たわみや歪み、ねじれを抑制する金属ローターを搭載したスピニングリールです。
HAGANEボディとの組み合わせで、高い剛性感と耐久性を実現しています。

金属ローターの効果により、フラッグシップモデルに迫る安定した巻き心地を実現。
さらに、ロングストロークスプール採用による優れたキャスト性能で、軽快な渓流ルアーゲームをサポートします。

2万円前後のミドルクラス

シマノ(SHIMANO) スピニングリール ヴァンフォード C2000SHG

マグナムライトローターを搭載したスピニングリールです。
巻き出しの軽さと優れた操作性により、渓流ルアーを快適に楽しめます。

静粛性の高い「マイクロモジュールギア」を搭載しているのもポイント。
くわえて、サイレントドライブ搭載による繊細な巻き心地も魅力です。

シマノ(SHIMANO) スピニングリール ストラディック C2000SHG

巻き・耐久性・飛びの基本性能に優れた、ミドルクラスのスピニングリールです。

手頃な価格ながら、HAGANEギアや防水性能のXプロテクト、滑らかな巻き心地を伝えるマイクロモジュールギアなど、ハイグレードクラスに迫るテクノロジーを搭載しています。

HAGANEボディにより、不意の衝撃にも耐えられる高剛性を実現しているのもポイント。
渓流ルアーでガンガン使いやすいモデルを求めている方にオススメです。

ダイワ(DAIWA) スピニングリール カルディア FC LT2000S-H

モノコックボディ採用により、軽量化を実現しているスピニングリールです。
ボディやスプール、ハンドルなど細部にわたり、徹底して軽量化にこだわって開発されています。

ノイズレスで滑らかな回転が長続きする「タフデジギア」を搭載しているのもポイント。
PEのような細糸から太いリーダーラインまで対応する「パーフェクトラインストッパー」を搭載しています。

シマノ(SHIMANO) スピニングリール アルテグラ C2000SHG

手頃な価格ながら、上位機種譲りの機構を惜しみなく搭載しているスピニングリールです。

マイクロモジュールギアIIやロングストロークスプール、サイレントドライブ、Xプロテクトなどを搭載し、巻き・キャスト・耐久性など基本性能が大幅に向上しています。

1万円前後のエントリークラス

ダイワ(DAIWA) スピニングリール フリームス FC LT2000S-XH

軽さとタフさを両立しているスピニングリールです。
マグシールドやタフデジギア搭載により、長期間の使用や過酷な環境にも対応します。

買い求めやすいリーズナブルな価格も魅力。
渓流ルアーで、ガンガン遠慮せずに使いやすいモデルを求めている方にオススメです。

シマノ(SHIMANO) スピニングリール ナスキー C2000SHG

メインギア部分にHAGANEギアを採用した渓流ルアーリールです。
過酷な環境でも安心して使える耐久性を実現しています。

サイレントドライブを搭載しているのもポイント。
スプールが上下に動く際の挙動や、リトリーブを止めた直後の安定感が向上しています。

ダイワ(DAIWA) スピニングリール レガリス LT2000S-XH

買い求めやすい価格で人気の渓流ルアーリールです。
ボディやスプール、ハンドルなど、徹底して軽量化にこだわって開発されています。

リールの心臓部であるギアに「タフデジギア」を搭載した頑丈さも魅力です。

渓流ベイトフィネスリール

2023NEW シマノ (SHIMANO) ベイトリール カルカッタコンクエスト BFS

渓流ベイトフィネスで絶大な人気を誇るベイトリールです。
高性能なブレーキシステムにより、安定したキャスト精度と飛距離を実現しています。

鍛造切削の美しい外観も魅力。
最高の1台を求めている方にオススメの逸品です。

 カルカッタコンクエストBFSについては、以下の記事でも詳しく取り上げているので参考にしてみてください。 

シマノ「カルカッタコンクエストBFS」がリニューアルして新発売!シマノから、渓流ベイトフィネスにぴったりなベイトリール「カルカッタコンクエストBFS」が発売されました。加えられた変更点を解説するので、購入を検討しているが参考にしてみてください。...

ダイワ(DAIWA) ベイトリール SILVER CREEK AIR TW STREAM CUSTOM

渓流ベイトフィネス専用機として開発されたモデルです。

「G1ジュラルミン製ストリームトラウトブレーキチューンスプール」を搭載し、安定したブレーキ力を発揮します。

円形タイプより持ちやすく、手の小さい方にオススメの渓流ベイトリールです。

 SILVER CREEK AIR TW STREAM CUSTOMについては、下記の記事でも詳しく取り上げています。 

渓流ベイトフィネス専用機「SILVER CREEK AIR TW STREAM CUSTOM 」が新登場!ダイワより、渓流ベイトフィネス専用リール「SILVER CREEK AIR TW STREAM CUSTOM」が登場しました。渓流ベイトフィネスアングラーに向けてカスタマイズした注目の新モデルです。...

 もっと渓流ルアーリールを探したいなら、以下のリンクからもチェックしてみてください。 

渓流ルアーリール比較表

画像 品名 タイプ ギア比 重さ
ダイワ
イグジスト
SF2000SS-H
スピニング 5.7 135g
シマノ
ステラ
C2000SHG
スピニング 6 170g
ダイワ
イグジスト
LT2000S-H
スピニング 5.8 155g
ダイワ
ルビアスエアリティ
FC LT2000S-H
スピニング 5.8 150g
シマノ
ヴァンキッシュ
C2000SHG
スピニング 6 170g
シマノ
ツインパワー
C2000SHG
スピニング 6.1 180g
シマノ
ヴァンフォー
C2000SHG
スピニング 6.1 150g
シマノ
ストラディック
C2000SHG
スピニング 6 185g
ダイワ
カルディア
FC LT2000S-H
スピニング 5.8 175g
シマノ
アルテグラ
C2000SHG
スピニング 6.1 185g
ダイワ
フリームス
FC LT2000S-XH
スピニング 6.2 190g
シマノ
ナスキー
C2000SHG
スピニング 6 210g
ダイワ
レガリス
LT2000S-XH
スピニング 6.2 190g
シマノ
カルカッタコンクエストBFS
ベイト 7.8、8.9 195g
ダイワSILVERCREEK
AIR TW
STREAMCUSTOM
ベイト 8.5 170g

お気に入りの渓流ルアーリールを見つけよう

さまざまなジャンル別に、多種多様なモデルが発売されているリール。
選ぶ際は、番手やギア比が渓流用として適しているモデルをチェックしましょう。

今回紹介したオススメモデルと選び方を参考に、お気に入りの渓流ルアーリールを見つけてみてください。

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